麻雀の役
断幺九(タンヤオ)
断幺九(タンヤオ)は、和了した14枚がすべて2〜8の数牌のときに付く1翻の役です。1・9と字牌は1枚も使えません。本作の初期設定では、鳴いた手にも付きます。
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断幺九の条件 — 14枚すべてが2〜8
断幺九は、和了したときの手牌14枚がすべて2〜8の数牌なら付く1翻の役です。1・9の数牌や字牌が1枚でも入っていると付きません。
面子の組み方は問いません。順子でも刻子でもよく、七対子の形でも付きます。チーやポンで作った面子も14枚に含めて判定します。














| 牌 | 内容 | 断幺九 |
|---|---|---|
2〜8の数牌 | 萬子・筒子・索子の2〜8(21種84枚) | 使える |
赤5 | 赤五萬・赤五筒・赤五索 | 使える(ドラにもなる) |
1・9の数牌 | 一萬・九萬・一筒・九筒・一索・九索 | 使えない |
字牌 | 東・南・西・北・白・發・中 | 使えない |
1・9と字牌をまとめて么九牌(ヤオチュウハイ)と呼びます。断幺九という名前は、この么九牌を断つ(使わない)という意味です。
喰い断 — 鳴いた断幺九
チーやポンをした手でも、14枚が2〜8だけなら断幺九は付きます。鳴いた断幺九を喰い断(喰いタン)と呼びます。認めるかどうかはルールによって分かれ、本作では設定画面の「喰い断」で切り替えられます。初期設定は「有り」です。
「無し」にすると、チー・ポン・明槓をした手では断幺九の1翻が数えられません。ほかに役が無ければ和了できず、和了しようとすると「喰い断無しなのでアガれません」と表示されます。対々和や鳴いた三色同順など別の役があれば和了はできますが、その場合も断幺九の1翻は付きません。













待ちに1・9が混じるとき
2萬3萬の両面は1萬と4萬を待ちますが、1萬で和了すると手に1萬が入るので断幺九は付きません。7索8索の両面の9索も同じです。待ちの形によっては、和了牌の片方だけ断幺九が付かないことがあります。
門前の手なら、立直・門前清自摸和・平和などほかの役が残っていれば1萬でも和了できます(断幺九の1翻ぶん安くなります)。困るのは、断幺九しか役が無い手です。以下は、最後の1枚での海底摸月・河底撈魚のように別の役が付く場合を除いた話です。
喰い断だけの手で1萬が出ても、役が無いのでロンできません。見逃したことになるので、自分が次に牌を切るまでは4萬が出てもロンできなくなります(同巡内の振聴)。1萬をツモっても和了できません。門前でダマにしている断幺九だけの手なら、1萬のロンはできませんが、ツモなら門前清自摸和が付くので和了できます。
| 待ちの形 | 断幺九が付く和了牌 | 付かない和了牌 |
|---|---|---|
2萬3萬 両面 | 4萬 | 1萬 |
7索8索 両面 | 6索 | 9索 |
2萬3萬4萬5萬6萬 三面張 | 4萬・7萬 | 1萬 |
3萬5萬 嵌張 | 4萬 | — |
3索4索5索6索 延べ単 | 3索・6索 | — |
どの形も、ほかの面子と雀頭が2〜8だけでできている場合です。同じ待ちの中で点数が高くなる牌を高目、低くなる牌を安目と呼びます。
喰い断で聴牌するときの選び方
待ちに1・9が混じる形は、喰い断では損になりやすい形です。下の手は、2萬と5萬のどちらを切っても聴牌します。














| 切る牌 | 待ち | 和了できる牌 |
|---|---|---|
5萬 | 2萬3萬の両面で1萬・4萬 | 4萬だけ(1萬は役が無い) |
2萬 | 3萬5萬の嵌張で4萬 | 4萬 |
どちらも4萬で和了すれば30符1翻で、子のロンは1,000点です。
一緒に付きやすい役
断幺九は2〜8の数牌だけという条件なので、同じ牌で作れる役とはよく重なります。平和と組み合わせた立直・平和・断幺九(リーチ・ピンフ・タンヤオ)は、門前の手の定番です。
反対に、字牌や1・9を必ず使う役とは一緒に付きません。役牌の対子やポンを持っている手、一気通貫(1〜9の並び)を狙う手は、断幺九とは別の方向になります。














| 役 | 断幺九と | 理由 |
|---|---|---|
立直・門前清自摸和 | 付く | 門前なら条件がぶつからない |
平和・一盃口・三色同順 | 付く | 2〜8の順子で作れる |
対々和・三暗刻 | 付く | 2〜8の刻子で作れる |
七対子 | 付く | 2〜8の対子を7組そろえればよい |
清一色 | 付く | 1色の2〜8だけで作れば両方付く |
役牌・混一色・小三元 | 付かない | 字牌が必要 |
一気通貫・混全帯幺九・純全帯幺九 | 付かない | 1か9が必要 |
符と点数
断幺九は1翻の役なので、点数は一緒に付いた役と符で決まります。断幺九がからむ手でよく出る形の点数は次のとおりです。
鳴いた断幺九だけの手は、順子が中心なら30符1翻で、子のロンなら1,000点です(暗刻が多い形などは40符になります)。安い手になりがちなので、赤5やドラで打点を足すか、速さを生かして相手より先に和了することに意味がある手だと考えると、使いどころがはっきりします。
| 手 | 子がロン | 子がツモ | 親がロン | 親がツモ |
|---|---|---|---|---|
喰い断のみ 順子中心の形。30符1翻 | 1,000点 | 300点/500点 | 1,500点 | 500点オール |
門前の断幺九のみ 最初の和了形。ロン40符1翻、ツモ30符2翻 | 1,300点 | 500点/1,000点 | 2,000点 | 1,000点オール |
平和+断幺九 ロン30符2翻、ツモ20符3翻 | 2,000点 | 700点/1,300点 | 2,900点 | 1,300点オール |
七対子+断幺九 ロン25符3翻、ツモ25符4翻 | 3,200点 | 1,600点/3,200点 | 4,800点 | 3,200点オール |
子のツモは「子が払う額/親が払う額」。門前の手をツモで和了すると門前清自摸和の1翻が加わるので、ロンより1翻多くなります。鳴いた手には門前清自摸和が付かないので、喰い断のツモは1翻のままです。
断幺九の作り方
配牌に1・9と字牌が少ないときが狙いどきです。字牌と1・9から先に切り、2〜8の数牌を残していきます。役牌の対子があるときは、断幺九と役牌のどちらで和了するかを先に決めておくと迷いません。
次に気をつけるのが2と8です。2萬3萬や7萬8萬のように端に寄ったターツは、両面でも待ちに1・9が入ります。3〜7の数牌を中心に組むと、待ちが2〜8に収まりやすくなります。
喰い断が有りなら、チーやポンで速度を上げられます。チーするときは、1を含む1-2-3や9を含む7-8-9の順子を作らないように、組み合わせを確かめてから鳴いてください。2萬3萬で1萬をチーすると、その時点で断幺九は無くなります。
よくある失敗
喰い断だけの手で、1萬・4萬のように1・9が混じった待ちに取ってしまう失敗です。1萬では和了できず、見逃すと同巡内の振聴にもなります。聴牌の形を選べるなら、待ちが2〜8だけになるほうを選びます。
字牌の単騎待ちで聴牌を取るのも、断幺九を狙っている手ではよくある見落としです。雀頭も14枚のうちなので、字牌や1・9の雀頭では断幺九は付きません。
喰い断が「無し」の設定のまま、鳴いた断幺九で和了しようとする失敗もあります。設定を変えたときは、どの手が鳴いても和了できるかを思い出してから鳴いてください。
よくある質問
鳴いても断幺九は付きますか?
本作の初期設定(喰い断有り)なら付きます。設定画面で「喰い断」を「無し」にすると、チー・ポン・明槓をした手には付きません。暗槓だけなら門前のままなので付きます。
赤5は断幺九に使えますか?
使えます。赤五萬・赤五筒・赤五索は5の数牌なので2〜8に含まれます。ドラとしても1枚につき1翻加わるので、断幺九と相性のいい牌です。
七対子の形でも断幺九は付きますか?
付きます。2〜8の対子を7組そろえれば、七対子の2翻と合わせて3翻です。ロンなら25符3翻で、子は3,200点になります。
喰い断だけの手で、待ちの1萬が出たらどうなりますか?
役が無いのでロンできません(最後の捨て牌での河底撈魚のように、別の役が付く場合は除きます)。見逃したことになるので、自分が次に牌を切るまでは、4萬などほかの待ちの牌が出てもロンできなくなります。
三人麻雀でも断幺九は作れますか?
作れます。三人麻雀には二萬〜八萬が無く萬子は一萬・九萬だけなので、萬子を1枚も使わずに筒子と索子の2〜8で作ります。赤牌は赤五筒と赤五索の2枚です。
断幺九だけの手でも立直は必要ですか?
必要ありません。断幺九は1翻の役なので、門前のまま黙って聴牌していてもロンで和了できます。立直をかければ1翻増え、裏ドラが乗る機会も生まれます。
このページのまとめ
- ✓和了した14枚がすべて2〜8の数牌なら1翻。副露した面子と雀頭も14枚に含む。
- ✓本作の初期設定は喰い断有り。「無し」にすると、鳴いた手の断幺九は数えない(暗槓は門前扱い)。
- ✓待ちに1・9が混じると、その牌では断幺九が付かない。喰い断だけの手ではロンできず、見逃すと同巡内の振聴になる。
- ✓喰い断で聴牌を選べるなら、待ちが2〜8だけになる形に取る。
- ✓平和・一盃口・三色同順・対々和・七対子・清一色とは重なる。役牌・混一色・一気通貫とは重ならない。
- ✓喰い断だけの手は、順子中心なら子のロンで1,000点。赤5やドラで打点を足すか、速さで先に和了する手と考える。